クレブスサイクルとミネラル
- 雅広 菅野
- 1月30日
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私たちが口から摂取した食べ物は、体内でまず分解されます。でんぷんはブドウ糖に、たんぱく質はアミノ酸に、油脂はグリセリンと脂肪酸に分解されます。この過程を消化といいます。
消化によって得られたこれらの栄養素は、体内でエネルギーを生み出すための代謝経路に入ります。その中心となるのがクエン酸で、栄養素はクエン酸を起点に、図に示された8種類の有機酸へと順に変化しながら反応を進めていきます。この過程でATP(エネルギー)が産生され、最終的には二酸化炭素と水となって体外へ排出されます。
この一連の循環的な反応をクレブスサイクル(TCA回路)と呼びます。
疲れを感じたときに、レモンのような酸っぱいもの(クエン酸)を摂るとよいといわれるのは、このクレブスサイクルと関係しています。体内にたまった乳酸はピルビン酸に戻され、その後クレブスサイクルに取り込まれることで、エネルギー産生が進み、結果として疲労感の回復につながるためです。
図に示されているすべての矢印は、酵素の働きによって反応が進む方向を表しています。そして、これらの酵素が円滑に機能するためには、ミネラルが不可欠です。
ミネラルが不足すると、酵素の働きが低下し、クレブスサイクルも十分に回らなくなります。つまり、ミネラルはエネルギー産生において欠かすことのできない重要な要素なのです。

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